『見えている形』と『見えていない感覚』①
こんにちは!
今回は『見えている形』と『見えていない感覚』がテーマです。
これはアスリートはもちろんですが、スポーツをしていない方や、リハビリをしている方にも大切な話です!
ではまず、右手を挙げてみてください。
そして、次は左手。
(電車の中やお買い物中の方はお家に帰ってからやってみてください♪)
ご家族や友人がいればみんなでやってみてください♪
そして、それぞれの手の挙げ方や、挙がってる手の雰囲気を見比べてみてください!
もし今座っていたら立ってください。
手は腰に当て、まずは右脚を腰の高さまで上げます。
まずは5秒キープ!!
そして次は左右交代。
左脚を上げて5秒キープ!!
さぁ、どんな感じですか?
微妙〜に右と左の感覚が違うのがわかりますか??
そして、手を挙げたり、脚を上げるような単純な動作だけでも、
人それぞれ微妙に違うんです!
スポーツではこのような細かい『動きの違い』や『感覚の違い』がパフォーマンスを左右したり、怪我のリスクに大きく影響します。
僕らは生まれてから気づいたら歩いていて、気づいたら走っていて、座ったり、物を持ち上げたり、しゃがんだり…
お父さんお母さんや、学校の先生から歩き方を教えてもらったことありますか?
そうなんです!
理科では植物のしくみは勉強しますが、専門分野に進まない限り自分の体の構造や関節や筋肉の機能を学ぶ機会がないんです。
そのまま大人になり、デスクワークで座ってる時間が長い方もいれば、立ちっぱなしの方もいて、女性の方は運動部でトレーニングをしてこなかった方でもいきなり赤ちゃんを抱っこしながら生活や買い物をする生活がスタートしてしまいます。
そして、身体を痛めて初めて整形外科や接骨院で身体のことに触れるのですが、
まだまだ痛みにだけフォーカスされた治療や施術が多いのが現実です。
骨折や打撲を除いて、多くの怪我や身体の痛みは理想の身体の動きや使い方から逸脱してしまうことで起きています。
しかし、その動きや使い方が改善されずに痛みだけ取り除いた場合、
一見治ったように思いますが同じような身体の使い方を繰り返すことで、また同じような症状が現れます。
もしくは、その痛みを庇ってオリジナルな動きをして痛みを避けることで別な部位に負担をかけてしまうというのが、とても多いケースなんです。
そんな経験はありませんか?
人間誰でも、パパーっとやってもらって、パパーっと痛みが良くなる方が楽でいいです!
何十年と積み重ねて出来上がったオリジナルの動きを、数週間で新しい動きにアップデートするのは難しいんです。
それは脳の感覚によるものです。
しかし、身体の面白いところは痛みの治療をしていないのに、関節が理想の場所に戻り、理想の筋肉の使われ方ができたときに痛みが無くなってしまうんです!
お客さんによく『魔法にかかってるみたい!!」と言われることが多いんですが、身体って本当に正直なんです♪
最初は慣れないものだし、面倒くさいと感じることもあるかもしれません、
でも本当に『急がば回れ』で、
それが1番の近道なんです!!
というわけで、
次回はよりこのテーマでアスリートにフォーカスした話をさせていただきます^^